「ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイムベストアルバム500」
というリストをご存じだろうか。
海外の「ローリング・ストーン」というアメリカの音楽雑誌で
ミュージシャンや批評家、その業界の人の投票によって選考されたものらしい。
2003年に発表され2012年には改訂版が出た。
ロックが好きな方なら、名前くらいは聞いたことがあるのかもしれない。
内容はいわゆる"名盤"と呼ばれるものが並んでいる。
選考基準や誰がどのように投票したのか詳しくは分からないが
自分はこのリストをロックに触れ始めたときに、よく参考にしていた。
今日、インターネットの普及により音楽にあふれすぎているがゆえに、こういったリストはおおいに助かるのではないのかなと。
今現在シーンにいるミュージシャンが影響を受けたという60年代、70年代のアーティストに興味がでてくる若い方もおおいのではないだろうか。
そういう自分も、ロックミュージックが一番熱気を帯びてたとされるその時代を、リアルタイムでで経験していない。
そういった私たち後追いの世代にとって
何から聞いていけばいいのか、多少の助けとなるかもしれない。
私はこのリストに一時期ハマって、掲載されたアルバムを
すべて集めて、聞いてやろうと思った。
ストリーミングなどの音楽アプリや動画配信サイトの普及で、アルバム単位でなく曲単位で聞くことが増え、レコードやCDと言った実物の媒体を所有することは少なくなった人も多いだろう。
しかしかつてレコードで音楽を聴いていた時代では、アルバム全体で1つの作品、もしくはレコードの片面で1つのコンセプトを持っているものもある。
リストにある作品は名盤とされているものばかりで、すでに所有しているものも多数あった。リストになっているアルバムはロック、ヒップホップ、ブルース、カントリーと様々なジャンルだが、アメリカの音楽雑誌ということもあって、多少の偏りもあるのはいなめない。
まぁ500枚も選ばれているわけだし、LP(レコード)でいう二枚組ももちろんある。
「え、このアルバムないの?」
ってアーティストもあるし
(個人的な例であると、King Crimsonが1枚もない)
「このバンドから複数選んじゃうの?」
「ベスト盤やコンピ盤もありなの?」
と、いろいろ言いたいことはあるかもしれない。
そもそも500枚にしぼるのが厳しかったのだろう。
まぁそんなもんなのだろうと思って見ていくのが楽しめるのかもしれない。
リストはネットで調べればすぐ出てくると思うのでここには載せないが、このリストは改定が入ったりしている。
どんな改定が入ったりしたのか、つまり新たにリストに入ったアルバムや、それにともないリストから外れてしまったアルバムを別の記事で紹介していきたい。